漆楽器について
楽器と塗装の関係
楽器は本来、何も塗装されていない状態が、一番良い音が出ると言われています。つまり、「木」そのままの状態で楽器を作ることができれば、楽器本来の持つ繊細な音色を、一番クリアな音質で奏でることができるのです。
しかし、天候や湿度などによって、木は湿気を吸収しそれが乾燥するとひび割れなどを起こしてしまいます。ですからどうしても塗装が必要となります。
漆を塗ると何故音がいいのか?
「木」を守るための塗装として、広く一般的に使用されてきたのは、「化学塗料」です。しかし化学塗料の場合、「木」本来の「響き」を抑えてしまう部分がありました。
漆の場合、塗幕は0.1㎜の厚さがあれば十分で、演奏した時の波動・波状は「木」に一番近い音成分が出ることが研究で実証されています。
しかも、漆は元々「木」から採れた塗料です。木に対して木から採れた塗料を塗ることは、「木」に負担をかけない・「木」に優しい等々、とてもいいことなのです。
エレキ楽器での漆作品
エレキギターやエレキベースに漆を塗装することで、低音から高音、強音から弱音まで、透明感のあるクリアな音色が出ます。
また、螺鈿と蒔絵の技法を使い「宇宙」を表現した装飾は、宇宙に流れるような音楽の美しさを目で見て感じることが出来ます。
漆は電磁波を吸収します!
当美術館館長 全龍福が13年間にわたり、漆の電磁波の吸収について研究してきました。漆には強力な電磁波を吸収する能力があるため、エレキ楽器から出る強い電磁波を吸収してくれます。漆楽器は演奏者にも、視聴する方々にとっても、体にやさしいのです。

